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輸入ビジネスで気をつけたいPSEマークとは?対象商品は?罰則は?

 2017/01/09 法律 輸入
この記事は約 5 分で読めます。 6,810 Views

海外から商品を輸入して販売する場合、気をつけるべきなのは、
商品を輸入できるか?その商品を販売して問題が無いか?の2点になります。

PSEマークが付属していない商品を販売した場合は
罰則などが有りますので事前にどのような商品が対象なのかを
理解し、PSE認証を取得していない商品は輸入しない様にした方が無難です。

輸入ビジネスの詳細はコチラ

PSEマークとは?

PSEマークは、製造・輸入・販売を行う事業者に対して
手続きと罰則を定めた法律となります。

PSE法とも呼ばれたりしますが、正式名称は電気用品安全法ですが
電気製品が原因で発生する火災や、感電などの事故から消費者を守るための
法律です。

そのため、発火や事故が起こらないように、メーカーは販売する前に
しっかりと検査をする義務が発生しますし、販売者はPSE認証を得た商品のみを
販売する義務が発生します。

しかし、PSEマークというのはCE規格のような世界的な基準の法律ではなく
日本独自の法律・規格になります。

その為、海外の製品を扱う場合は、ほぼ100%の確率でPSEマークが無いと
思って頂いて結構です。

個人使用目的で輸入をする場合は、自己責任なので何の問題もありませんが
販売するとなると、販売者としての責任が発生します。

勿論ですが法律に違反する形になりますので取り扱いを控えて頂ければと思います。

PSE法に違反した際の罰則

PSE法に違反した場合は、法人の場合は一億円以下の罰金、個人の場合は
100万円以下の罰金となります。

2014年にホームセンター大手のコーナンが、販売製品1000万個を自主回収したというのが
話題になりました。

自社OEM商品の電気製品を家電製品をPSE認証を取得していない商品に
無許可でPSEマークを貼り付けて販売した為、大がかりな商品回収と罰金を支払ったようです。

amazonも販売している商品に対してPSEマークが無い商品は出品禁止と
規約に記載されていますし、顧客から指摘が有れば、全部調べられて最終的には
出品停止となってしまいます。

出品停止になると2度とamazonで販売が出来なくなりますし、何度も続くとアカウントの
閉鎖にもなりかねません。

当然、仕入れた商品を販売する事が出来なくなりますので、その分の在庫を抱える
形になるので、リスクが非常に高いと言えます。

ご説明させて頂いた通り、PSEマークの対象商品を扱うのであれば、
キチンとPSE認証を受けている商品だけに絞って販売をして行きましょう。

輸入ビジネスで気をつけるべきポイント

amazonの出品規約についてはコチラ

中国商品は注意が必要

中国製品の中でもノーブランド品はPSE認証をしていないのに
マークが貼り付けられている商品が数多くあるようです。

実際に問題が有った商品を調べたら基準値を満たしていない事が発覚し多ケースが
沢山あり、特に中国のノーブランド品がダントツで多いようです。

中国製の商品でPSEマークが貼り付けられている商品を仕入れる際は、面倒かもしれませんが
代行会社を通してメーカーに対してPSE認証を取っているかどうかの確認を
するようにして頂ければ、トラブルは防げますので事前確認は行うようにして下さい。

PSE対象商品

工業用の電気用品から、一般家庭用の家電製品に至るまでPSEの対象商品は
多岐にわたります。

amazonやヤフオクなどの媒体で販売するのであれば、一般家庭用の
家電製品が対象となるため、この記事ではここに絞ってご説明をさせて頂きます。

一般家庭用の商品でPSEマークの対象商品は、リチウムイオンバッテリーと、
コンセントにつなぐプラグが付いている家電製品は全て対象となります。

その為、テレビ、DVD・オーディオ機器、キッチン家電など家電関係は大半がアウトになります。

amazonに並行輸入で出品しているセラーの方は、PSEマークなしで
販売されている方が殆どではないかと思います。

逆にPSEマーク対象外の商品は、大まかに以下の商品になります。

USB電源の製品
イヤホン・ヘッドホン
スマートフォン
マウス・キーボード

家電製品では扱える商品は限りが有ります。

そのほかのジャンルの商品でも利益を狙える商品は沢山ありますので
そちらに絞って商品リサーチを進めて頂ければと思います。

輸入規制、販売規制のある商品

PSEマーク以外にも日本に輸入できない商品や販売するには
許認可が必要な商品が有ります。

間違って販売してしまった場合は罰則を受ける事も有りますので
ご注意頂ければと思います。

輸入規制商品についてはコチラ

電波法についてはコチラ

おもちゃ・ホビー商品についてはコチラ

まとめ

PSEマークは日本独自の法律で定められた規格なので、海外から
輸入する商品には付いていません。

PSE認証を受けていない商品を扱った場合は、罰則が有りますし
amazonで販売した場合は、その商品の出品停止に始まり、頻発するようであれば
アカウントの閉鎖などの措置を取られるケースもあります。

対象商品はコンセントに繋がる商品すべてになりますので、商品を輸入する際は
ここの部分をきちんと押さえて仕入れをするようにして行きましょう!

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